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【2024年最新】iPhoneをパソコンでバックアップする方法!Win/Mac

今回の記事では、iPhoneのデータをパソコンにバックアップ(保存)する方法をご紹介します。

新しいiPhoneを購入したり、最新バージョンのiOSにアップデートする前に、大切なデータをパソコン(Windows/Mac)に保存しておきましょう。

※今回はiPhone 16(iOS18)を使用してバックアップを行っています。

パソコン無しのiCloudバックアップ

まずはWindowsやMacなどのパソコンを持っていない方でも、iPhoneのデータが保存できる「iCloud」へのバックアップ方法をご紹介します。

このiCloudへのバックアップ方法は、最も簡単な方法であり、Appleが最初に推奨するバックアップ方法となっています。

iCloudへのバックアップ方法は非常に簡単で、以下の手順で行えます。

1. iPhoneをWi-Fiに接続する。※モバイルデータ通信が無制限の方は、Wi-Fiに接続しなくても良い。

2. 歯車マークの「設定」アプリの起動し、一番上に表示される自分の名前をタップする。

3.「iCloud」の項目をタップする。

4. iCloud ページで、下にスクロールしてiCloudバックアップをタップ。

5.「今すぐバックアップを作成」を押す。

▲バックアップ作成時にWi-Fiに接続していない場合、上記の文言が表示されます。毎月のデータ容量に制限がある方は、Wi-Fi接続をしてからバックアップをしましょう。

6.「バックアップを作成中...」と表示されると、クラウド上にiPhoneのデータが安全に保存されます。この作業はお持ちのiPhoneのデータ使用容量によって異なりますが、大体30分〜1時間以上かかると思います。

▲iCloudのストレージは5GBまで無料で提供しています。iCloudのストレージに十分な空き容量がない場合、上記のようにiPhoneのバックアップは作成できません。

▲iCloudストレージに容量を増やし、iPhoneの全てのデータを保存したい方は、有料のサブスクリプションプラン「iCloud+」にアップグレードしてください。

▲有料サブスクの「iCloud+」の月額料金は上記通りで、通常の使い方であれば、月額400円の200GBのプランに申し込めば、iPhoneの全データをiCloudに保存できると思います。

あまり写真とかを撮影しない方は、一番安い月額130円の50GBのプランでOKです。

▲iCloudバックアップでは、バックアップしたい項目を選ぶことができます。

データ容量の大きい項目のバックアップを「オフ」にする、または連絡先やメモなどの大事な項目のみを「オン」にすることで、無料のiCloudストレージ5GBでもバックアップを取ることが可能となります。

パソコンでiPhoneのバックアップをする方法

iCloudクラウドを使用したバックアップをしたくない場合、パソコンを使用した方法もあります。

Macへのバックアップ

iPhoneに写真や連絡先、アプリ、LINEなどのテキストメッセージが多く保存されている場合は、パソコン本体に直接バックアップすることをお勧めします。

空き容量のあるコンピューターをお持ちの場合は、iPhoneを接続し、ボタンを数回クリックするだけで、全てのスマホデータが安全に保存することができます。

今回紹介する方法は、2019年に配信されたMacOS 10.15以降のバージョンを想定しています。

MacOS 10.15以降へのバックアップ

2019年に登場した「macOS Catalina」から、「iTunes(アイチューンズ)」アプリが廃止され、「ミュージック」「ポッドキャスト」「TV」の3つの個別のアプリに置き換えられました。

バックアップは既存の「Finder」アプリに置換されたことで、特定のソフトをダウンロードをしなくてもiPhoneのバックアップが可能です。

iPhoneをMacにバックアップする手順は、iTunesの場合とほぼ同じです。

1. ケーブルを使用してiPhoneをMacのコンピューターに接続する。

2. iPhoneをMacに接続すると、「アクセサリの接続を許可しますか?」と表示されるので「許可」ボタンを押す。

3. iPhoneの画面には「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されるので「信頼」をタップする。その後、パスコードの入力が要求されるので、iPhoneのロック解除と同じパスワードを入力する。

4. MacのDock左下にある「Finder」アプリをタップし、ファイルを表示する。

5. ファイル画面のサイドバーに「名前+iPhone」の項目が表示されるので、その項目をクリックする。

6. この画面でも「iPhoneを信頼しますか?」と表示されるので、「信頼」のボタンをクリックする。

7. MacとiPhoneを正常に接続できると、上記画面が表示され、この画面でiPhoneのデータをMacにバックアップすることができます。

バックアップ項目の「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択し、「今すぐバックアップ」のボタンをクリックすると、バックアップがスタートします。

バックアップデータをより安全に保存したい方は、「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れ、パスワードを設定してください。

初回のバックアップには時間がかかりますが、2回目以降のバックアップはすぐに完了します。

今回使用したiPhoneには63.22GBの使用データ容量がありましたが、約23分で全てのデータがパソコン内に保存されました。

バックアップのオプションには以下の便利な機能もあります。

  • Wi-FiがオンになっているときにこのiPhoneを表示
  • このiPhoneが接続されている時に自動的に同期

上記項目にチェックマークを入れておくと、2回目以降のバックアップが自動で保存され便利です。

Windows 10/11へのバックアップ

Windows PC(10/11)では、「iTunes」アプリを使用してiPhoneをバックアップすることができます。手順は次の通り。

1. パソコンにiTunesアプリをダウンロード・インストールする。

初めてiTunesを起動させる場合、最初の画面で「同意します」のボタンをクリックする。

2. iPhoneをWindowsコンピュータに接続する。

3. iPhoneをウィンドウパソコンに接続すると、「このコンピュータが"XXXのiPhone"上の情報にアクセスするのを許可しますか?」と質問されるので、「続ける」をクリックする。

4. iPhone側には「このコンピュータを信頼しますか?」が表示されるので、「信頼」をタップする。

その後、パスコードの入力が求められるので、iPhoneのロック解除と同じパスワードを入力する。

5. iPhoneとウィンドウパソコンの接続が正常に完了すると、サイドバーのデバイス項目に自分のiPhoneが表示されます。

6. 前述のサイドバーのiPhoneではなく、iTunesの画面上部にあるiPhoneマークをクリックする。

7. バックアップ項目が表示されるので、自動的にバックアップの「このコンピュータ」の項目を選択し、「今すぐバックアップ」のボタンをクリックする。

この際、バックアップのデータを安全に保存したい方は、「ローカルバックアップを暗号化」にチェックマークを入れ、パスワードを設定してください。

8.「今すぐバックアップ」をクリックすると、すぐにiPhoneのバックアップが開始され、上部にバックアップ中の文言とプログレスバーが表示されます。

データのバックアップにかかる時間は、iPhoneの使用データ量によって異なりますが、大体30分〜1時間以内に完了します。

データのバックアップは初回のみ時間がかかりますが、2回目以降は1分〜2分ぐらいで終了します。

9. 正常にiPhoneのデータがパソコンに保存されると、最新のバックアップという項目が表示され、「バックアップを復元」を選ぶことが可能になります。

Wi-Fi同期をオンにする方法

こまめにiPhoneのデータをバックアップしたい場合、Wi-Fi同期を利用するのが便利です。

iPhoneとパソコンをWi-Fi同期する手順は以下の通り。

  • Macでは、Finderを開き、サイドバーでiPhoneを選択。上部の「一般」をクリックし、「Wi-Fi 接続時にこのiPhoneを表示」を選択する。
  • Windows PCでは、iTunesアプリを開き、左上にあるiPhoneボタンをクリックし、「概要」→「オプション」で「Wi-Fi 経由でこのiPhoneと同期」を選択し、「適用」をクリック。

Wi-Fi同期を利用すると、ケーブルを使用しないで、Wi-Fiの無線接続のみでiPhoneのデータがパソコンに毎回バックアップされます。

iPhoneをパソコンでバックアップする方法 まとめ

面倒に思えるiPhoneのバックアップですが、どの方法も簡単な手順でデータの保存ができます。

初回のバックアップのみデータの転送に時間がかかりますが、それ以降は毎回1分〜2分ぐらいでバックアップが作成できます。

iPhoneの紛失や水没などでデータが無くなる前に、iPhoneのバックアップを忘れずにしておきましょう!